1/25(火)「名盤サクソフォン・コロッサス/ソニー・ロリンズの真実を探る」

 昨年秋から毎月開催している「楽しい講座&ライブの夕べ」、今月のお題は「名盤サクソフォン・コロッサス/ソニー・ロリンズの真実を探る」
terai_sonny.JPG
 「トミー・フラナガンの足跡を辿る」で大評判になった“サクソフォン・コロッサス”講座はもう6年以上前に遡ります。(講座本第一巻参照)
 今回は、ジャズ初心者の方に判りやすく、“サクソフォン・コロッサス”の面白さ、ひいては即興演奏というジャズの醍醐味をお伝えしようと、ただ今鋭意準備中。
 昨年も来日して、大阪のコンサートは完売したというソニー・ロリンズは、トミー・フラナガンと同い年でNYハーレム生まれのハーレム育ち。生家は、アーサー・テイラー(ds)やジャッキー・マクリーン(as)のご近所、当時コールマン・ホーキンス(ts)も近所に住んでいて、ソニー少年はサインをもらうために、自宅の前でホークを待ち伏せたという逸話もあります。
 “サクソフォン・コロッサス”で共演したトミー・フラナガンは、’80年代に共演アルバムを録音したり、カーネギー・ホールでリユニオン・コンサートをしたり、色々ご縁がありました。
 トミーが入院したとき、真っ先にお見舞いに駆けつけたのがロリンズさんだったと聞いています。
s-rollins.jpg ヴィレッジ・ヴァンガードのオーナー、マックス・ゴードンは、デクスター・ゴードン、ジョニー・グリフィンなど数え切れないテナーの星が出演した内で、最も華のある奏者はロリンズだと、自伝で言い切っています。
 また同じテナーのジミー・ヒースは、「ソニーは我々仲間のミュージシャンが世界中のどこにいるか、確実に把握しているが、誰もソニーの現在位置を知らない。」と神がかりっぽいことをつぶやいていました。
 真面目な性格だからこそ、堂々とユーモラスな引用ができるという話も聞いたことがあります。真面目だからこそ、二度もステージから遠ざかって、修行したり瞑想したのかも知れませんね。
 「サッコロなんか恥ずかしいてよう聞かんわ」と通が言うほど”サクソフォン・コロッサス”は有名盤、だけど、私は何度レコードをかけても、オープニングの”St.トーマス”でマックス・ローチ(ds)のイントロが始まるだけでわくわくするし、理屈では説明できない圧倒的な魅力を感じます。
 理屈じゃない隅々まで、寺井尚之はしっかり解説、おまけに自ら演奏を聴かせ、さらに納得させてくれます!
 初めてのお客様も、常連様も大歓迎です。ウィークデイ、お仕事帰り、お気軽にお立ち寄りください。
night_234x60.gif【日時】2011年 1月25日(火)7pm~9pm 
【講師】トミー・フラナガン唯一の弟子、OverSeasオーナー、 寺井尚之
【受講料】One Drink付 ¥2,500 (税込\2,625)  要予約
 いつもどおりお食事も用意していますので、ぜひどうぞ!
CU

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です