寺井珠重のTiddy-Bitty

皆さん、お元気ですか?
 今週は私の周辺のちょっとしたジャズ・ニュース(tidbits)をお届けします!

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<寺井尚之 Mainstem 初Live!>
 
寺井尚之メインステム寺井尚之の新ユニット、The Mainstem Trio、いよいよ6月28日(土)にJazz Club OverSeasで初ライブを行います。
 宮本在浩(b)、菅一平(ds)の若手パートナー達と、熱のこもったリハーサルを重ねて来ました。従来とは一味違う、緊張感に満ちたソリッドなステージを聴かせてくれるはず。
『メインステム』のthe first nighting=初コンサートは、片隅で聴く私にとっても、興味津々!
 6月28日(土) 7pm-/8pm-/9pm チャージ\2,500 必ず予約してくださいね!


<当店のことではないけれど…News①> 
photo by Eddy Westveer

   寺井尚之のアニキ、ジョージ・ムラーツから「9月に会おう!」とメールが来ました。
 ジョージ・ムラーツは、今夏のジャズフェスティバル・シーズン、チェコ人のアーティスト、イヴァ・ビトヴァのグループ、リッチー・バイラーク、ハンク・ジョーンズ3の掛け持ちで、とっても忙しそうです。
 6月21日のJVCジャズフェスティバル、ハンク・ジョーンズ90歳記念コンサートを皮切りに、地元NYと、ヨーロッパ、日本を飛び回ります
 来日ツアーは、ハンク・ジョーンズ(p)3。スケジュールは、8月30日の『東京ジャズ』から、福岡、大阪、名古屋と、ビルボード、ブルーノートの大型クラブを巡演。
   来日日程は、ジョージ・ムラーツ公式HPからリンクされているJapanese Biographyの頁に載せておきました。どの公演地でも、ジョージ・ムラーツ・ファンの皆様は、ベースソロに一際大きな拍手をお願いします! 
   大阪の皆さん、ちょっと待って! この週、OverSeasに来るのを絶対忘れないようにね!
   なお、当然ですが、お問い合わせは、私や多忙なジョージ・ムラーツ自身でなく、直接お店にお願いします。  



<当店のことではないけれどNews② >
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  寺井尚之と同い年、20年来の仲良し、今や巨匠の風格を漂わせるドラマー、アキラ・タナがディナ・デ・ローズ(vo.p.)3で、7月下旬に来日します。
 アキラ・タナは現在サンフランシスコ在住、ジミー・ヒースの『ヒース・ブラザーズ』でデビューし、今や巨匠の風格を持つ日系ドラマーです。
  初めて会ったときは、たどたどしい日本語だったけど、今は独学でかなりのものです。
 だいぶ前、寺井尚之が、アキラさんのプレイに感動して「アキラは日本の誇りや!」と言ったら、その時は、「日本の埃(ホコリ)」と勘違いして、がっかりしてたけど、今はペラペーラのバイリンガル!
   アキラさんと寺井は、共演を願っているのですが、残念ながら正式ライブはまだ実現していない。近い将来できればいいな!
 アキラさん自身もツアーの詳細は不明らしいけど、東京は、Pit InnさんとBody& Soulさんが決まっているようです。詳細が決まれば招聘元のOffice Zooさんのサイトで公表されると思いますのでチェックしてみてください。


<ビリー・ストレイホーンあれこれ>
 

  先月Interludeに書いた、ビリー・ストレイホーン関連記事、ご感想のメールも頂戴し、ありがとうございました!
   米国のダグ・ラムゼイというジャズライターによる有名ブログ、『ダグ・ラムゼイのリフタイド』 を覗くと、偶然にも、6月6日付で、ストレイホーン関連の記事を発見。
  当Interlude同様、伝記『ラッシュ・ライフ』の話題や、数多のYoutube動画から、同じものがチョイスされていました。天国のストレイホーンが、世界中にテレパシーを送ったのかも…と、何となく嬉しい気分。
   とはいえ、ラムゼイさんがフォーカスしていたストレイホーン関連のコンサートは昨年5月にLAで開催された、ゲイの男の人達による合唱団『Gay Men’s
Chorus』によるストレイホーンへの大トリビュート・コンサートでした。カリフォルニア州で、同性婚が認められたタイミングで取り上げたのかもしれません。
 『Gay Men’s Chorus』の1時間半に渡る熱演も動画で観れます。アレンジはアラン・ブロードベント、ベースはウォルター・ノリスさんのベーシスト、プッター・スミス、サックスの中にはゲイリー・フォスターと、ジャズ畑の人達も参加してた。 Gay Men’s Chorusはゴージャスなサイト!右側のプログラム欄の一番下、『May 5, 2007』の、【View Video】をクリックしてください。
 残念なのことには、ラムゼイさんは、ゲイ・メンズ・コーラスは熱く語っても、トミー・フラナガンの『Tokyo Ricital』には何の言及もなかった。
アイ・アム・ソーリー…  


<「トミー・フラナガンの足跡を辿る」第5巻はお早めに>


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   寺井尚之ジャズ講座の新刊書「「トミー・フラナガンの足跡を辿る 第五巻」は、おかげさまで、沢山の方に読んでいただいてます。大阪近辺の読者の皆様、ぜひ一度、生「ジャズ講座」にもいらしてください。気楽な雰囲気で、本に載り切れない、というか載せられない寺井尚之の楽しい毒舌に大笑いして、おなかの皮がよじれるかもしれません。
 梅田第一ビルのレコード店、『ワルティ堂島』さんに伺ったら、講座本の新刊を予約してくださっていたお客様が丁度来店されていました。直接お話ができて嬉しかった~!
  その紳士は、講座本3のおかげで、コールマン・ホーキンスが大好きになって、『At Ease』を愛聴されているとのこと!うれしいなあ!“Poor Butterfly”が蝶々夫人の歌と知り、ますます好きになったとか!対訳係りとして光栄だなあ!
 OverSeas以外では、そのほかに『ジャズの専門店ミムラ』さんにも置いていただいていますので、ぜひどうぞ。
 講座本第5巻といえば、コールマン・ホーキンス!さっきダイアナとも、その話をしたところなので、次回はコールマン・ホーキンスについてちょっと書いてみよう!
CU  

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