残暑厳しい9月も終盤、今年の月は美しかったですね!夜明けにマンションのベランダに出ると、東に朝日が上り、西に十六夜(いざよい)の月が沈む神秘的な光景を観ました。その月の大きく白く美しかったこと!別世界のようでした。
さて、土曜日は寺井尚之のイチオシ・レギュラー・トリオ、”The Mainstem”が出演します。
久しぶりに予定の曲目を教えてもらったので掲載!
<1st Set>
- Bitty Ditty (Thad Jones) ビッティ・ディッティ
- Out of the Past (Benny Golson) アウト・オブ・ザ・パスト
- Strictly Confidential (Bud Powell ) ストリクトリー・コンフィデンシャル
- Lament (J,J,Johnson) ラメント
- Minor Mishap (Tommy Flanagan)マイナー・ミスハップ
1st Setはサド・ジョーンズで始まりトミー・フラナガンで締めるデトロイト・ハードバップの王道です!
1, 3, 4は、寺井尚之のアルバム”Dalarna” (’95) の収録曲。このアルバムも9月の末にレコーディングしたもので、秋の日差しや空気にぴったりな感じがします。
<2nd>
- Moon and Sand (Alec Wilder) ムーン&サンド
- Moonray ムーン・レイ (Artie Shaw)
- It’s Only a Paper Moon (Harold Arlen) ペーパー・ムーン
- Moonlight Becomes You ムーンライト・ビカムズ・ユー (Jimmy Van Heusen)
- Old Devil Moon オールド・デヴィル・ムーン (Barton Lane)
2nd Setは、いろんな表情のお月様の名曲がいっぱい!
1.は「変人」と言われることを厭わず、クラシックとポピュラーの両方で活躍した文人系作曲家アレック・ワイルダーの名作。夜の砂浜に輝く名月といった趣です、歌詞は対訳ノートに。
2.はとても印象的なメロディ、トミー・フラナガン参加盤『Out of the Afternoon / Roy Hanes』のジョニー・グリフィン;ラサーン・ローランド・カークのプレイも心に残ります。冴え冴えしたピアノの音色とザイコウ、イッペイのハーモニーが映えるメインステムのヴァージョンは「美しきヴァンパイヤ」のイメージかな?
3.は言わずと知れた名作、コニー・アイランドの遊園地の場面で歌われた初演ミュージカルは大コケでナット・キング・コールやエラ・フィッツジェラルドによってポピュラーになりました。作曲はハロルド・アーレン、作詞はE.Y.ハーバーグ。
4.は寺井尚之のピアノ・タッチにぴったりの輝くバラード!”月光は君に似合うね“ なんて言われたことありますか?
クロージングは先週の対訳ノートに書いたデヴィルな月、3同様にJ.J.ジョンソン・スタイルでキレッキレッにスイングさせることでしょう。
<3rd>
- Autumn Serenade (Peter DeRose)~The Tadd Walk (Tadd Dameron) オータム・セレナーデからザ・タッド・ウォークへ…
- Lonely Town (Leonard Bernstein) ロンリー・タウン
- Beats Up (Tommy Flanagan) ビーツ・アップ
- Autumn in N.Y. (Vernon Duke) ニューヨークの秋
- Tin Tin Deo (Chano Pozo, Gill Fuller, Dizzy Gillespie) ティン・ティン・デオ
ラストセットは、メインステムの秋景色、さりげない引用や挿入句は、もうすぐ終わる「あまちゃん」みたいに楽しくて奥深い。
爽やかな秋空から、夕焼けのセントラル・パーク、そして堺筋本町のちょっと寂しい秋の路地裏まで、いろんな秋の情景を!
寺井尚之メインステム・トリオ:宮本在浩 bass、菅一平drums
9月26日(土) 7pm-/ 8pm- / 9pm-
Live Charge 2,625yen (学割半額)です。
おすすめ料理は、黒毛和牛の赤ワイン煮込 (税込)1,575円也
ぜひご来店お待ちしています!
Moon Rayを収録したRoy HaynesのOUT OF THE AFTERNOON
のサックスは Roland Kirkです。勘違い?それとも聴いていない?
イチゴショートさま、はじめまして。
じぇじぇじぇ・・・!誤字脱字、いつもすみません。単語登録して打ち間違えていました。
慎んで訂正いたしました。これを機会に、より注意いたします。今後ともどうぞよろしく!
ついでにライブも宜しくお願い申し上げます。